転職活動の体験談を記載します。
カジュアル面談から一次面接、最終面接まで具体的にどんな質問をされたかを記載し、
最後に反省みたいなことを書いてます。
これから転職活動しようと思っていたり、悩まれている方の参考になれば幸いです。
結論からいうと、失敗してますw
今後、どう活かしていこうかなぁという記事になっております。
年齢的に30代後半〜40代前半のエンジニアの方だと、より参考にしていただけるかなと思います。
プロフィール
私がどんな人かわからないと、参考になる / ならないの判断できないと思うので簡単なプロフィールを書きます。
中小企業で主にバックエンド(PHP、Pythonなど)を担当している
アラフォーのエンジニアです。
- 30代後半
- 転職経験
- 2回(3社目)
- 技術
- 基幹システム系のパッケージ
- SAP、ABAP、財務会計
- EC、スマホアプリ(バックエンドのプログラムメイン)
- PHP(Laravel、CakePHP)、Android Java、Python、Google Cloud)
- 基幹システム系のパッケージ
- その他
- 管理職経験なし
- 開発リーダー経験あり
- 1on1などメンバー育成経験あり
転職活動してみようと思った理由
よくある理由だと思いますが、以下のような理由で「いいところがあれば」「急いでないからのんびりやろう」くらいの感覚で転職活動を始めてみました。
- 長年同じような業務を担当していて、成長していないと感じた。
- スペシャリストというよりマネジメント志向だが、現職で上のポジションがつまっておりマネジメント経験が積めるようになるまでに数年かかりそうだと思った。
- IT技術自体というよりは、ITをどう活用していくかという方に興味がある。
- 現職だとSIメインなので、なかなかそこまでの経験が積めないと思った。
転職活動の進め方
基本的に、サイトに簡単な経歴を登録しての企業からのダイレクトスカウトをいただいた企業をメインに活動しました。
過去にエージェントさんを経由で活動したこともあるのですが、実務が忙しいのにスケジュールの調整が難しかったり、自分が受けたいと思うような企業さんが提案されなかったりと私には合わないなと思ったのでエージェントからの連絡は無視してました。
できれば、自社サービスを持っていて事業的な知見も得られそうなところ。それが経験的に難しそうであればコンサルファーム的なところで知見をためるのもいいのかなと思ってました。
転職活動①:カジュアル面談(ここが失敗…)
面談してみた企業
- 事業会社(上場企業から数十人のスタートアップまで)
- コンサルティングファーム(超大手、スタートアップの2社)
大手だと人事の方がカジュアル面談を担当していることが多く、
正直あまり欲しい情報を得られなかった…
現場の責任者が出てくる企業さんだと、いろいろ細かいところまで話を聞けたので、
その後の面接も非常にやりやすかったです。
あと、スタートアップだと技術職といえど企業理念、事業内容に興味があるのかと聞かれる。
(大企業でも事業会社だとそうなのかもしれませんが)
カジュアル面談だからと、あまり何も準備せずに臨んでしまったので「ああ..ええっと」みたいな感じになってしまいました。
この受け答えが後々の面接等でも言われ続けたので大失敗だったなと反省しております。
事業会社に興味がある方、特に社会課題の解決みたいなところを受けられる方はカジュアル面談からある程度自分の考えをまとめてから臨むと、その後の選考もスムーズかもしれません。
転職活動②:業務経歴書
過去の転職活動では、ネット、もしくはエージェントさんからフォーマットもらって、
そこに書いてあるサンプルの文章を参考に経歴を並べただけでしたが、
カジュアル面談させていただいた大手ファームの人事の方から「できるだけ細かく、どういう技術を使って、何を解決して、どう貢献したか書いてください。その方が書類審査通しやすいので」と言われたので、サンプルは一旦無視して自分なりに何をアピールするかを中心に考えて、その部分を強調するような経歴書を作りました。
これは結構よかったのかなと思ってます。
この後の面接でもアピールポイントについて聞かれることが多く、強みなのでこちらも回答しやすかったです。
私自身、業務委託の方などの面接に面接官として参加させていただいたことありますが、
正直、案件の内容とポジションだけ書かれても何から質問して良いのかわからないので、
無難な質問をして時間が終わってしまい、なんとなくの印象でその人を判断となってしまうことが多かったので、強みをはっきり書くと面接官の方もこちらをより解像度高く認識いただけるのかなと思いました。
転職活動③:一次面接
大手事業会社(人事、現場の責任者)
流れ
- 面接官自己紹介
- 会社と募集しているポジションの説明
- 私の自己紹介 + 転職しようと思った理由 + 志望理由
- 面接官からの質問
- 私からの質問
- 終了
質問されたこと
- 人事の方
- 現在の年収と希望年収。
- 他社の選考状況。
- 複数社受けている場合の最終的に重視しているポイントはどこか。
- 現場責任の方
- OSSなどにコミットした経験はあるか。
- マネジメント志向か、スペシャリスト志向か。
- 上長に提案した経験はあるか。どのように提案を進めたか。
- クライアントなどに業務的な提案をした経験はあるか。
- 若手を育成した経験はあるか。
ベンチャーA(現場のマネージャー)
流れ
- お互いの自己紹介
- 面接官からの質問
- 会社の紹介説明(30分)
質問されたこと
- どういうポジションに応募したいの?(こちらがどういう働き方だと力を発揮しやすいか確認だと思う)
- そんなに多くの開発を経験したわけではないと思うが認識合ってるか?
- マネジメントより、技術よりでいうとどちら側にいきたいか?
ベンチャーB(現場のマネージャー + リーダー?)
流れ
- 面接官自己紹介
- コーディングテスト(画面共有しながらお題に対してコーディングしていく)
- コーディング後に簡単に議論
- これは性能(Orderでいうとなにか?とか)
- さらに性能を良くするにはどうすれば良いか。
- コーディング後に簡単に議論
- 私の経歴・自己紹介
- 面接官からの質問
- 私からの質問
質問されたこと
- リーダーとして他部署、もしくは現場で改善した経験があれば教えてください。
- 若手を育成した経験と、苦労したところを教えてください。
- 一番大きい案件でどれくらいの規模か?
- DBテーブルの設計をされたことはあるか?どの程度の規模か?
- 現場のトラブルで自身が解決したエピソードがあれば教えてください。
転職活動④:最終面接
大手事業会社(人事、IT部門統括責任者)
流れ
- 面接官の自己紹介
- IT責任者からの質問
- 人事からの質問
- 私からの質問
質問されたこと
- 転職する理由と、志望理由
- どんなプロジェクトに入りたいかとその理由
- 強み / 弱み
- うちのどのサービスに携わりたいか、その理由
ベンチャーA(IT部門の役員)
流れ
- 軽く面接官の自己紹介
- 面接官からの質問
- 私からの質問
質問されたこと
- うちのことをどれくらい理解しているか知りたい。どんなイメージか?
- 転職理由
- 現職でやりがいに感じていることを教えてほしい。
- ITにどのように関わりたいか?触れたい技術でも、サービスでもなんでもよい。
ベンチャーB(CTO、エンジニア組織マネージャー)
流れ
- 面接官の自己紹介(簡単な経歴も含む。なぜこの会社にジョインしたのかの経緯も説明してくださった)
- 設計テスト
- 画面共有しながら、お題に対してどのように設計を考えていくかをテキストベースで記載していく。
- 面接官の方から、考慮漏れてる箇所などはアドバイスいただきながら修正していくイメージ。
- 私からの質問
質問されたこと
- 転職理由
- 他の会社の選考状況
- 今の現場で改善できることはないのか?
- 現在のチームの規模は?
- アジャイルの経験はあるのか?
結果
どの会社も一次面接通過、最終面接で落ちました。
考察
カジュアル面談、経歴書、一次面接
よかったこと
- 無理にその企業に入ろうという意識で臨まず、自分に合えば入社しようというスタンスで臨んだため自然体で会話できて、自分の強みもアピールできた。
- 経歴書を自分が話したい内容で書いていたため、質問に対して回答しやすかった。(おそらく面接官も事前に私のキャラクターをある程度把握した上で会話してきた)
改善できること
- カジュアル面談を気楽に受けすぎた。
- 転職開始初期はある程度仕方ないと思うが、意外とこのときのやりとりが後まで尾を引いた。
- 質問する内容は考えていたが、企業側から「弊社のどういったところに興味を持っていただいたんですか?」に対する回答を準備せずに臨んでしまったため、後々の選考と回答がちぐはぐにならないようにするのに苦労した。(考えすぎ?)
- 一次面接では、事業への興味・関心自体は深くつっこまれなかったが、最終面接で深く聞かれるので一次面接の時点で準備して深くつっこまれても矛盾のないようにしておくべきだった。
最終面接
よかったこと
- ほぼないです。。。ボロボロでした。。。
改善できること(ここが失敗…)
- やはり役員クラスが出てくるので、面接に緊張感があり自分の力が発揮できなかった。
- 一次面接のときは自分のアピールの側面が強かったが、最終面接は企業への理解、理念への共感、志望度が強く確認されたが、一次面接と同じスタンスで臨んでしまった。
- 自分の仕事のやり方などと合うかを前面に出しすぎたかも。今思うとかなり失礼だった気がする。。。
- 企業研究、サービスの特長などへの理解が足りなかった?
- ここが今後どう対策すればいいのか今でもわかっていない。
- 一通りホームページ、サービスなどは見たがうまく回答できていなかったと思う。(時間をかけて吟味してから面接うけるべきか?)
- エージェントなどから「3社くらいの内定をとって年収交渉した方がいいですよ」と言われていたので、最終面接の時期を近い日付に調整して臨んだために一社一社の面接準備が足りなかったし、準備で疲れた状態で臨んでしまった。
感想
今回、転職活動してみて前回よりかなりうまく活動できたんじゃないかと自身では思っています。
特に、経歴書作成・一次面接に関しては、今の私の能力にしてはかなり上出来だったんじゃなかろうかと思っております。
意外だったのは、メンバー育成経験をすごく聞かれたことです。
年齢的に、そういうのは重視されるんだなと思いました。
また、転職活動ほど真剣に自分のキャリアと向き合う機会もないと思うので、
いろんな会社のマネージャー以上の方々とお話しさせていただいて、自身の考えがブラッシュアップされ、
仕事でどう活かそうか、どういう動きをしていこうかといったモチベーションにもつながりました。
苦手なプレゼンテーション、話す場での慣れみたいなのも踏まえて良い機会だったと思っております。
ただ、最後の方は魅力的な会社から内定もらえそうというところから変に緊張してしまったり、
転職活動疲れで、早くこの苦しみから脱却したいという想いなどからパフォーマンスが発揮できなかったりと、反省点も多いです。
今後
仕事・キャリア等
とりあえず今の状態で転職活動を続けるのも良くない結果になってしまいそうなので、
一旦、休憩にして現職の作業に集中してみようかと思ってます。
より良いキャリアを見つけたいという想いはあるので、
落ち着いたら、また活動してみようと思っております。
ちなみに、現職での年収や意識してやってきたことは、こちらでアップしております。
よろしければ、こちらも参考にしてみてください。
その他
一旦、私が活動時に知りたかった内容を書ける範囲で記載してみましたが、
他にこういう内容が知りたいとかあれば、コメントいただければ検討しますので是非是非コメントください。
アドバイス等も大歓迎です。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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